孫が生まれて“おばあちゃん”は「忙しくなる!」ってはりきっているけど、自分は“おじいちゃん”と してどうしていこうか?孫や子どもたちに喜ばれ、感謝される“おじいちゃん”として「何ができるか?」「どうすべきか?」そんなおじいちゃんにオススメなのが「育じいPhoto日記」。

育児で忙しい子どもたちに代わって、孫の生まれてからの記録を残すのに最適な のは、豊富な時間、さまざまな経験、かわらぬ愛情をもつ“おじいちゃん”です。
孫を育てることが大きな関心事となる家族の中で、“家族みんなに頼られるおじいちゃん”として活躍したいあなたに、いきいきとしたお孫さんの写真撮影と写真整理のポイント、家族みんなが喜ぶ写真の活用・共有方法を、現役“育じい”がご紹介します。

まずはお孫さんとの接し方の基本を知る。
“育じい”の心得3か条

“育じい”として孫と接していこうとしても、はじめはどのように接したらいいか戸惑ってしまうという方も多いでしょう。そこで、現役“育じい”としての経験から学んだ、“育じい”の心得3か条をご紹介します。

①子ども(お孫さんの親)の意向を尊重する

いくら「眼に入れても痛くないほどかわいい!」といっても、出しゃばりすぎには注意しましょう。孫ではあっても「自分の子どもではない」ことを十分に認識して、孫の親である子どもたちの子育て方針を邪魔しないスタンスで接することが大事です。

②相手(お孫さん)のレベルに合わせる

お孫さんに合わせた言葉で話したりすることへの「照れ」や、こんなことをしたら泣いてしまうかもといった「恐れ」は禁物です。はじめは戸惑うかもしれませんが、どんどんお孫さんと接してみて、目線、声、動作、ふれあいなど、お孫さんに伝わる方法で積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。

③“清潔な”身なりで

人に好かれるためには、なによりもまず「清潔感」。お孫さんも例外ではありません。抵抗力の弱い乳児に限らず、お孫さんと接するときには清潔さを意識して、汚れのない服装や、手洗いなども忘れずに。
この3つの「育じいの心得」を守ることで、お孫さんたちとの距離がグッと近づきます。

お孫さんの撮影記録係こそ“育じい”の天職。
慈愛に満ちた写真にまさるものなし!

見守り役、抱っこ係、入浴係、オシメ替え、送り迎え役、お遊び仲間などなど、“育じい”の役割はいろいろありますが、“育じい”にピッタリのお役目が撮影記録係。入浴やオシメ替えはよくわからないし、失敗が怖いという方でも、写真ならとにかく撮って、失敗しても撮り直せばOK。また、子どもたちでなく、“育じい”が撮ることで、お孫さんと子どもたちが一緒の写真が増えるというメリットも。一見、写真撮影は“脇役”のように思われるかもしれませんが、子育てでバタバタしている子どもたちに代わって写真撮影をすることは、とてもありがたがられます。
「撮影テクニックに自信がない」などと躊躇する必要はありません。最近のデジカメやスマホは信頼度抜群で、あれこれと難しい設定をしなくても、標準のモードで十分にキレイな写真が撮れます。ひとつだけアドバイスするなら、変に身構えて撮ろうとせずに、一歩踏み込んで、できるだけお孫さんに近づいて撮ること。おじいちゃん目線を込めて写せば、自然と名ショットが生まれますよ。

あとで困らないために、撮った写真は、
イベントごとにきちんと整理して残すこと

お孫さんの撮影記録で大切なことは「写真を整理して保存すること」です。
せっかくの“育じい”ならではの写真も、撮りっぱなしで貯めこんでおくと、あとで見返すときや、子どもたちやお孫さんにプレゼントしようとしたときに、日付は残っているけど、どこで、何のイベントだったか思い出せない…なんてことも。
いつ、どこで、誰を、どんなシーンで撮った写真かがわかるように整理しておくことも、育児で忙しい子どもたちに比べて時間に余裕のある“育じい”だからこそできること。撮った写真をパソコンに取り込み、ファイル名の編集やフォルダ分けをして整理したり、写真整理に便利な機能があるストレージサービスを使うこともオススメです。

たとえば、クラウドストレージサービスの「マイポケット」を使うと、写真の保存や整理がとても簡単にできます。マイポケットに保存した写真は表情・地図・日付など様々な方法で自動分類されるので、写真の整理がスムーズに行える上に、孫と行った旅行やお誕生日などのイベントごとに、「○○への家族旅行」や「○○のお誕生日」といった「ラベル」を付けることができるので、あとで写真を探すのも、とても簡単です。

たくさん撮った写真は、みんなに喜ばれる
「Photo育じい日記」に。

孫の写真を見るだけでも楽しいものですが、せっかく整理した写真にちょっと手を加えて「Photo日記」にすると、楽しさは倍増!
お使いのパソコンがWindows環境なら、マイクロソフトオフィスのエクセルやワードが使いやすく、汎用性も高いので「Photo日記」づくりにオススメです。
エクセルやワードなどで日記のベースを作って、そこに保存した写真を選んで貼っていきます。テーマは漠然と期間で区切るのではなく、「〇年目のお誕生日」「お出かけ日記」など、具体的なシーンがイメージできるものにしましょう。お孫さんが楽器をやっていれば「(ピアノの)お稽古日記」、スポーツをやっていれば「(サッカー)奮闘記」などもいいですね。また、日記のレイアウトやデザインに凝り始めると自分にプレッシャーがかかってしまいますので、体裁はできるだけシンプルに、写真を貼って、簡単なコメントを添える程度で十分です。

■エクセルでつくった「育じいPhoto日記」サンプル

家族に愛され、感謝される。
“育じい”は、思い出づくりの管理人

できあがった「育じいPhoto日記」は、みんなが集まるパーティなどで披露すると、その場がグッと盛り上がります。プリントしてお孫さんのお誕生日にプレゼントするのもグッドアイデアですね。また、「育じいPhoto日記」のデータをマイポケットに保存しておけば、簡単な操作で共有ができるので、離れた場所で暮らす親戚や友人にも気軽に見てもらうことができます。

孫のお相手を通して手軽に始められ、続けることができる「育じいPhoto日記」づくりは、家族の絆を強め、充実したセカンドライフの一助になります。
「おじいちゃんにお願いすれば、自分のいろんな写真を見せてくれる」「親父にまかせておけば、楽しい家族の写真がどんどん貯まって、キレイに整理されていく」というように、“育じい”の評価も高まることでしょう。
“育じい”は子育ての上では目立たず、しゃしゃり出ず、それでいて家族の中でまかせて安心、頼りになる存在なのです。簡単なPhoto日記づくりをきっかけに、そんな“育じい”にあなたもなってみませんか?