夏休みシーズン到来! 海や川での水辺レジャーも多くなりますね。子どもたちが水辺でイキイキと遊ぶ姿を写真に残しておきたいところですが、普通のデジカメだと、水に濡らしてしまいそうでちょっと心配。カメラ係のパパがちょっと離れたところからズームで撮る、という状態になりがちです。
そんな時に便利なのが、防水デジカメ! 水はもちろん、泥やホコリにも強いので、水辺でガンガン使えるのはもちろん、カメラ自体を子どもに持たせても安心です。
この夏は、コストパフォーマンスに優れた高機能な防水デジカメで、これまで取れなかった“とっておき”の瞬間を残してみませんか?
今回は、以前「トイデジカメ」の使用レポートでも登場してくれた あかりちゃん に、防水デジカメを使ってもらいました。さて、どんな写真が撮れたのでしょうか!?
お子さまのカメラ撮影体験にはシンプル・簡単なトイデジタルカメラがピッタリ!防水デジカメの実力はいかに!?
子どもと一緒に、水辺で遊べる公園にGO
やってきたのは、都内有数の広さを誇り、葛飾区と埼玉県三郷市にまたがる水元公園。水遊びができる池があるほか、水生生物の採集なども行える小川が園内を流れ、季節を問わず多くの親子連れで賑わいます。ここで防水デジカメを使って、いろいろ撮ってみましょう。
①まずは、水辺の生き物採集へ!
園内を流れる小川へ。いったい、どんな生き物が棲んでいるのでしょうか?
さっそく、新調した網でほの暗く濁った水をすくってみます。
何かいるかな?
何もいません!(笑)まぁそう簡単に採れるわけないですね。
それでも、ビショビショに濡れた網を前にしても、何も気にせずに撮影できるのは楽!
たとえこんな風に、ちょっと泥が付いてしまったとしても……!
水で少しすすげばこのとおり!
そして、何回か網ですくっているうちに……、小さなエビをゲット!!
体長2cmほどの小さなエビですが、細部までクッキリ写ります。小さなボディですが、画質、動作レスポンスともに良好です。
その後も、調子よくエビをすくい上げることができました!
素晴らしいのは、子どもの世話をしながら、濡れた手でカメラをさわっても、全然OKということ! 各ボタン類も押しやすいので、グローブなどを付けていても操作がしにくいことはなさそうです。
②これぞ防水でしか撮れない写真!
いくら防水デジカメとわかっていても、カメラを水の中に入れてしまうのは、ちょっと勇気がいりました。
が! 思い切って川にカメラを入れ、水の中から、川をすくっているあかりちゃんをパシャリ。
水面のユラユラが天然のフィルターになって、面白い写真が撮れました。
さらに、カメラのレンズ前を泳いでいく小エビがアップで写ってくれました。水の中に手を入れて撮るだけで、こんな写真が撮れるなんて感激です!
普通のデジカメではこのようにしか撮れない水辺の植物も……
レンズを半分中に入れて撮ると、Eテレの理科の番組みたいな雰囲気の写真になります。静止画はもちろん、動画を撮ることもできるので、水中を動き回る小魚やエビ、微生物などの動画にもチャレンジできそうですよ。
③子どもに持たせるカメラとしてもGOOD
「フルオートで撮れる」&「濡れても落としても頑丈」ということで、防水デジカメは子どもに持たせるカメラとしても最適なはず!
実際にあかりちゃんに持たせてみました。
持たせる時には、付属のストラップでしっかりと。手を滑らせてもカメラが落下しないようにできます。
流れの速い川や海では、カメラを落としてしまうとすぐに流されてしまいます。ストラップは忘れずに手首にかけて、締めておくようにしましょう。
「好きにとっていいよ」という言葉は、子どもにはとってもうれしいもの。ウキウキで撮影に行きました。
5歳の小さな手でも、慣れればしっかりホールドでき、一人前に撮影できていました。
これは水の中。とにかく、水にカメラを入れて撮るだけで楽しいみたいです。
お花に近づくと、自動的にマクロモードに。難しい操作ナシできれいに撮れます。
エビに加え、小魚もゲット。水槽の中をパシャリ。
実際に使ってみて感じたのは、防水デジカメが、かなりマルチに使える万能カメラだということでした。「濡れてもOK」「頑丈にできている」という2つの大きなメリットは、普段使いのファミリーカメラとしても、非常に大きなポテンシャルを持っているといえます。
そして、もう一つ特筆すべきは、失敗写真が少ないこと。すべてオートで撮影しましたが、的確なモードが設定され、子どもの撮影したものも含めて失敗写真はあまりありませんでした。デジカメの進歩は本当にすごいですね!
防水デジカメが気になった人へ
“選び方”と“ポイントになる機能”
いかがでしたか。防水デジカメのメリットや魅力、少しは伝わったでしょうか?ここでは、ファミリーで使う防水デジカメを想定して、その選び方とポイントをおさらいしていきましょう。
①2万円前後のモデルがコスパ高し
今回使った「FUJIFILM XP80」を含め、普及価格帯では2万円前後で買えるモデルが人気です。画質を高めたハイグレードモデルもありますが、家族使いなら、廉価モデルで十分です!
②Wi-Fi機能内蔵モデルなら、スマホとの連携がスムーズ
Wi-Fi機能を備えたモデルなら、カメラで撮影した画像をスマホに直接転送することも可能。アウトドアやレジャーで撮影した写真を、すぐにSNSなどでシェアしたいときにも便利です。
③マクロ機能を高めたモデルは、観察などにかなり使える!
自然観察に使われることも多い防水デジカメには、マクロ性能にこだわったモデルも登場しています。極限まで被写体に近接した状態で、まるで顕微鏡で撮ったかのような写真が撮影できるモデルもあります。
夏のレジャーのお供に最適
定番ファミリーデジカメとしてもおすすめ!
夏まっただ中。防水デジカメが最も話題になる季節ですが、実際に使ってみて思ったのは、夏だけでなく、オールシーズンで使い勝手のいい万能カメラだということ。子どものデジカメデビューにも最適ですし、アウトドア好きなパパがポケットに忍ばせておくカメラとしてもぴったり。
なにより、「あまり細かいことを気にせずにガンガン使える」という手軽さは、デジカメを扱う時に感じていた「ちょっとかしこまった意識」を忘れさせてくれるものでした。
そろそろデジカメ買い替えようかな、というご家族なら、検討してみる価値はありそうですよ。
また、今回使った「XP80」は、Wi-Fi機能でスマホに写真をどんどん転送できます。子どもの「こんなすごい写真が撮れた!」という興奮を、スマホ経由でSNSに公開したり、おじいちゃんおばあちゃんに伝えることも簡単です。ベストショットを選んで、すぐにマイポケットにバックアップしておくのもおすすめです。
海水浴、ラフティング、シュノーケル、釣りなどで出会った防水デジカメでしか撮れない1枚を、シェア&アーカイブしちゃいましょう!
※海水浴場、プールなどでは、カメラの使用が禁止されている場合があります。利用エリアの注意事項をよくご確認のうえ、撮影をお楽しみください。