桜、アジサイ、ひまわり、コスモス、ツバキ、サザンカ…四季を通して、私たちは日々さまざまな花を目にしています。
そんな可憐な花々を目にすると、“撮りたい”気持ちも強まってきませんか? そんな時は、ポケットからスマホをサッと取り出して、花たちの美しい瞬間をパシャッと残したいですよね…♪
今回は、ちょっとしたコツでレベルアップできる、フラワーフォトの撮影法をご紹介します。素敵な写真が撮れたら、スマホの待ち受け画面を季節の花で飾ってみるのもいいですね。
光で魅せる!
フラワーフォトを引き立てる光の向き
花の写真の印象に大きな影響を与えるのが、「光の向き」です。花を撮影する時は、特に注意したいポイントです。
●逆光を活用して、フラワーフォトを撮ろう!
花の撮影におすすめな「光の向き」は、「逆光」です。逆光というと、失敗写真の代名詞のように言われてしまいますが、逆光自体が悪いわけではありません。薄い花びらや葉が光に透けて、花そのものが輝いているような写真になります。
また、花の淵が白い輝きで縁取られ、画面いっぱいに光があふれたような写真になることも。
ただ、主役となる花が、暗く沈んでしまうこともあるので要注意です。背景は白く飛んでしまっても構わないので、花が最適な明るさになるように、画面の明るさを調整しましょう。
クローズアップで魅せる!
屋外でのフラワーフォト撮影
お花畑や、樹木いっぱいに咲いている花などは、つい全体を写そうとして“引き”の写真になってしまうことが多いものです。そのような写真も美しいですが、一つひとつの花にクローズアップして、思い切り寄った写真もぜひ撮ってみましょう。
スマホの画面をピンチアウトするとズームできますが、画質が粗くなってしまうので、できるだけカメラレンズを花に近づけて撮りましょう。iPhone6sでは、最短5cm程度まで寄って撮影することができます。
※機種によって接写性能には差があります
近くに寄ることで花の細部がはっきりと写り、美しい写真が撮れます。このように花を写真の中心から外して撮る場合、注意したいのは、ピントが背景に合ってしまいがちなこと。必ず主役の花の部分をタップして、ピントを合わせてからシャッターを押しましょう。被写体に寄って背景をぼかし、ぼんやりと写っているような構図にすると、フォトジェニックな写真になります。
構図で魅せる!
室内でのフラワーフォト撮影
テーブルに飾った一輪挿しや、プレゼントにもらったブーケなども、キレイに残しておきたいですよね。こういった贈り物などに使われるものは、自由に場所を移動することができるので、花が写真映えする光を探して動かしてみましょう。
おすすめは窓際から入ってくる自然光です。直射日光が当たらないように注意しましょう。レースのカーテンを引いておくと、カーテンを通って光がやわらかくなります。この場合も、被写体にピントをしっかり合わせて、背景をボカすことで印象的な写真になります。
少し花に演出を加えるなら、「がく」の下で切って水に浮かべたりするのも素敵です。ガラスの花器に浮かべて、みずみずしさを強調するのもオシャレですよ。
日本では四季折々、さまざまな花が咲いています。かわいいお花が、いたるところで咲いています。お花の写真をアルバムにまとめて、あなただけの写真集にしてみるのも楽しいですよ。